雨の中、水辺でのレジャーや作業をする方をサポートするため、当社では防水生地を使用した製品の開発を行っています。
当社の製品に使用している生地は、優れた防水性と、高い透湿性を備えています。また、着用者の動きを妨げないよう裁断方法にもこだわっています。
これらの技術により、水に濡れたり、気温・水温が低い状態でも快適に作業を行うことが可能です。
透湿(空気を通す) + 防水 (水を通さない)=透湿防水生地
水は通さないが空気は通す生地
防水加工にはいくつか種類があります。当社の製品で使われている防水加工は主に以下の2点です。
コーティングにより、透湿防水性を出します。
フィルムラミネートにより、透湿防水性を出します。
BARREL® GPはアウトドアをより快適に楽しむために開発された透湿・防水性のあるマイクロポーラスPUコーティング素材です。
BLUESTORMのウェーダーは、撥水加工された70D×162Dのしなやかなナイロン生地に、BARREL® GP透湿・防水層をコーティング、さらに内側に強度と着心地を高めるトリコットを貼った、透湿防水3層生地を使用しています。軽量で柔らかい質感がありながら、高い防水性と透湿性を備えています。
耐水圧: 25,000mm
透湿度: 5,000g/m/24h(A法)
SEIREN社製透湿防水生地。
多孔質PUコーティングと無孔質フィルムを組み合わせた4層加工による
高耐水圧が特徴。
g/m2/24hという単位で測定します。
(24時間で、生地1平方メートルあたり何グラムの水分を通したか、という意味)
mmという単位で測定。
(生地1平方センチあたり何mmの高さの水圧まで耐えられるか、という意味)
JIS L 1099 A-1法
A-1方は実際の使用環境により近い測定方法です。
温度40℃、湿度90%に設定した装置の中に置き、1時間後に重量を量ります。吸湿した(メンブレンが透湿した)水分量を測定します。
防水生地製品は縫製にて量産するので、ミシンの針で生地に穴が開き、そこから漏水します。
その穴(縫製ライン)を塞ぐために「シームテープ」というテープを使い、縫製穴を塞ぎ、漏水を防ぎます。