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流水救助装備品とは

流水救助は、水面における流れの影響を強く受ける救助活動で、活動に従事する隊員には、知識、技術の両面における十分な専門教育と訓練、それと専用の道具が不可欠です。高階救命器具では流水救助活動に適した装備をラインナップしております。

活動区域(ゾーニング)

二次災害の危険性が高い特殊な環境下で救助活動を実施することが多く、現場の危険性に応じて活動区域を明確にする必要があることから、以下のとおり3つのゾーンに区分します。

活動区域(ゾーニング)イメージ

  • 1 ホットゾーン(危険地帯) 水域における活動。

    ホットゾーンで活動する際には、その活動環境に適した個人装備、救助資機材、高度な知識及び技術が必要となる。
  • 2 ウォームゾーン(準危険地帯) 水際から内陸に向かって5mの範囲。

    水域への転落、引き込まれ等の危険があるとともに、河川の増水等の浸水域の拡大によりホットゾーンになる危険性がある動環境に適した個人装備、救助資機材が必要となる。
  • 3 コールドゾーン(安全地帯) 水際から内陸に向かって5m以上離れた範囲。

    ※5mという範囲は目安であり、急激に増水している状況等では、範囲を広めにとり 危険側に立った判断をする必要がある。

製品のタイプについて

  • タイプⅠ

    コールドゾーンにおける支援活動、ウォームゾーンにおける陸上からの救助、ボートによる救助など、入水を伴わない静水救助活動時の装備である。

    標準装備モデル

    救命胴衣・活動服・手袋・編上靴・保安帽・ホイッスル

    選択装備

    合羽

  • タイプⅡ

    救命胴衣、胴付長靴を着装し、入水による静水救助活動を実施するための装備である。

    標準装備モデル

    救命胴衣・胴付長靴 ・保安帽 ・手袋 ・検索棒 ・ホイッスル

    選択装備

    水難救助用ヘルメット ・グローブ(水難救助用)・ブーツ(流水救助用)・ナイフ

  • タイプⅢ

    タイプⅢとは、流水救助用救命胴衣を着装し、ウォームゾーンにおける流水救助活動を実施するための装備である。

    標準装備モデル

    救命胴衣・活動服・保安帽・手袋・編上靴・ホイッスル

    選択装備

    水難救助用ヘルメット ・グローブ(水難救助用)・ブーツ(流水救助用)・ナイフ

  • タイプⅣ

    ウェットスーツ、流水救助用救命胴衣を装備し、泳いで救出する場合やホットゾーンにおける流水救助活動を実施するための装備である。

    標準装備モデル

    救命胴衣・ウェットスーツ・水難救助用ヘルメット・グローブ(水難救助用)・ブーツ(流水救助用)・ナイフ・ホイッスル

    選択装備

    ドライスーツ・マスク・スノーケル・フィン

  • タイプⅤ

    潜水器具一式を装備し、水面下の潜水活動を実施するための装備である。

    標準装備モデル

    潜水器具一式・ドライスーツ・水難救助用ヘルメット

    選択装備

    フルフェイスマスク・アンクルウェイト

平成29年度 救助技術の高度化等 検討会 報告書洪水

・津波災害等に伴う水難救助活動についてより一部抜粋

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