国土交通省型式承認品とは?

 

国の定めた型式承認試験に合格した製品が「型式承認品」 です。 承認を取得した製品には型式承認番号が発行されます。

 

国土交通省型式承認を取得する為には、国土交通省による事業者/製造者審査を始め、製品の設計検証、材料試験や性能試験等様々な試験に合格する必要があります。

※2013年10月から、国土交通省型式承認基準の一部が改定され安全基準がさらに高くなりました。2013年10月以降に取得する 新規型式 又は 変更承認 はこの改定基準に合格する必要があります。(※基準改定の対象物件は、小型船舶用救命胴衣、作業用救命衣、浮力補助具、小型船舶用救命浮輪 の4種です。)

 

検定品とは?

 

国の定めた型式承認試験に合格した型式承認品のうち、出荷前にHK又はJCIにより検査を受けたものが「検定品」 となります。

 

日本舶用品検定協会(HK)又は、日本小型船舶検査機構(JCI)は国の代行機関として、船舶や搭載品の検査を行います。

救命胴衣(PFD/ライフジャケット)やオイルフェンスについても、型式承認を取得した仕様書の通りに製造されているか、生産毎にHK又はJCIにより検査(検定)を受け、合格した物だけが「国土交通省型式承認品」として販売することができます。

検定を受け合格した救命胴衣は、船舶の法定搭載備品として搭載する事ができます。

救命胴衣本体に捺印された桜のマークが、型式承認+検定品の目印です。

 

写真はJCIの検定印です。

 

 

※市場には商品説明やパッケージに「救命胴衣」や「ライフジャケット」と明記されていながらも、型式承認品/検定品ではない物が多数あります。購入時にはご注意ください。

 

 

 

浮力試験

水に浮かべた救命胴衣におもりを吊り下げ、24時間以上浮いていられる事を確認します。

作業用救命衣・小型船舶用救命胴衣の場合、大人用7.5kg(子供用5kg/小児用4kg)の鉄片を付けて、24時間以上浮いていられる事を確認します。

 

生産・検定毎にも抜取検査を行います。

水上性能試験

実際に人が救命胴衣を着用し、垂直より後傾の姿勢で、顔面を水面より上に出して浮遊できることを確認します。

着用試験

着用者が1分以内で正しく着用できることを確認します。

荷重試験 (横吊り)

大人用2000N(約200kg)、子供用1300N(約130kg)の重りをぶら下げ、救命胴衣が破損しない事を確認します。

 

生産・検定毎にも抜取検査を行います。

荷重試験 (縦吊り)

おもりを付けた人型のフレームにPFD(ライフジャケット)を装着し肩部分を引き上げ、救命胴衣が破損しない事を確認します。大人用750N(約75kg)、子供用490N(約45kg)

 

生産・検定毎にも抜取検査を行います。

膨脹試験 / 耐圧試験(膨脹式救命胴衣のみ)

着用者に危害を与えることなく膨脹し、通常圧力の2倍の圧力をかけても破損しない事を確認します。

 

生産・検定毎にも抜取検査を行います。

不注意膨脹試験(膨脹式救命胴衣のみ)

マネキンにPFD(ライフジャケット)を着用させ、規定角度・規定量の水を噴霧し、PFDが誤って膨脹しない事を確認します。

回転衝撃試験(膨脹式救命胴衣のみ)

回転する試験機にPFD(ライフジャケット)を入れ、規定時間回転させます。試験後にPFDを膨脹させ、穴等の損傷が無いか確認します。

耐油試験

救命胴衣を軽油中に24時間沈め、劣化や溶解等の異常がないか確認します。その後、規定重量のおもりをぶら下げて水に浮くことができるかを確認します。

外観検査

寸法や色度、寸法や構造が仕様書通りであることを確認します。

 

生産・検定毎にも抜取検査を行います。

温度繰り返し試験

恒温糟に救命胴衣を入れ、65℃及び-30℃の温度環境を10回繰り返します。試験後、膨張や収縮等の異常がないことを確認し、試験後にも規定重量のおもりをつけて浮くことができるかを確認します。

材料試験(耐候試験)

PFD(ライフジャケット)に使用する材料の耐候性を検証する為、キセノンライトを照射して材料強度の劣化が規定内である事を確認します。